“希霜”天外?

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量子力学的ってどういうこと?<2>

ネコか、ヒョウか、あるいは他の動物か…タイトルをつけるまでは決まらない。
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前記事の議論…つまり量子力学的思想では
“実際に、10円玉の表裏の状態が確定しているか、いないか”
ということは、さほど重要ではなかったのです。

むしろ重要なのは、
“自分自身が表裏の状態を確認できたか、できていないか”
ということ。

自分の目で確認できていないものについては

「表50%、裏50%でしょ。
 今言えるのは、表と裏のある10円玉が1枚ある…ということだけ。」

と、実に淡白な答え方をするのが量子力学なのです。
…半か丁か! とギャンブルをしたい人には、
血の気が感じられず物足りないかもしれませんけどね ^^;

まあ、ともかく、

「物事は自分が関わるまでは確率的な存在で、
 自分が関わってはじめてその状態が決まる」

という発想が特徴的であり、実際に超ミクロの科学では
こういう考え方をすることでややこしい問題が丸く収まるのです。

そして、超ミクロの物質が集まってできているこの世界についても
なんとなくそんな雰囲気が漂っていると思いませんか。

例えばですが…
Aさんという、嫌いな人が居たとします。
(適当に、嫌いな人を思い浮かべてください。笑)

Aさんのことが気に食わないのは、なぜですか?
Aさんが嫌われ者だからでしょうか?

大方それで正しいかもしれませんが、
それでも数少ないAさんの友達は、Aさんを嫌ってはいないはずです。

なので、“Aさんが嫌われ者だから” は必ずしも正しい理由とは言えない…。

もっと正確に説明できる理由をつけるなら、
“自分とAさんの相性が悪いから” ではないでしょうか?

Aさん自身に嫌われ者という性質があるわけではありません。
自分がAさんに何か具体的に関わることで、
A氏は嫌なヤツだと主観的に判断しているのです。

10円玉を投げて裏が出たとしても、その理由は
10円玉に “絶対に裏が出る性質があるから” ではありません。
自分が投げた10円玉が、たまたま裏を出して止まっただけです。

もっと言うと、投げるたびに表が出たり裏が出たりするのだから
そんなランダムなものをどれだけ検証しても
この10円玉は「表が出る」とか「裏が出る」などとは断定できない。

議論の対象がコインから人になっても、話は似ています。

Bさん「Aさんは良い人だと思うよ」
Cさん「どこがだよ、あんなヤツ…」

同じ10円玉を投げても表が出たり裏が出たりするように、
Aさんの好き嫌いについての意見が分かれて当然です。

もしかすると、3年後に同じ話題を振ったら、BさんとCさんが
それぞれ逆のことを言っている可能性だってありますよね。

好き嫌いとは、多くの場合揺らいでいるものなのです。
…確実なのは “Aさんが存在している” という事実だけ。

Dさん「どっちにしても、AさんはAさんでしょ。」

それには誰も反論しません。
( だから何だってんだよ、つまらんこと言いやがって…
  という “冷めた考え方” への反論はありそうですが ^^; )

表であろうと裏であろうと、10円玉は10円玉です。
マイナス10円になったりはしませんよね。
どっちにしても10円の価値がある、ありがたい存在です。

同様にAさんも善悪の問題ではなく、存在すること自体がありがたい。

それを裏付けるお話があるのですが、
長くなるのでまた別の機会にしましょう ^^;

( 第3話に続く。次でまとめます。 m(_ _ )m )
 
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別館 『今月の“お希に入り”』
HP 『光と色の協奏曲』
 
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by lightful | 2011-10-22 20:53 | 希霜的写真論

日常をライトフルに綴る写真雑記 HP http://lightfulproject.jp/


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