“希霜”天外?

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依頼撮影としての写真哲学<3>

見えているものを、見逃さないということ。
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Recycling of Happiness ・・・
一時的に喜んでもらうだけではなく、目指すのはあくまでも
その先もずっと幸せに生きてもらうこと。良い循環に導くこと。

それは作品撮影であっても依頼撮影であっても変わりません。
相手が不特定多数か、具体的な誰かかという違いはあれど…ね。

今回の場合は、具体的な誰か=マユラさんだったので、
これまでに長時間カフェに居座ったりして^^;お話してきた中で
感じたことや、後日考えたことなどが既に積み重なっていました。

その材料が、何を撮るべきか、というイメージに繋がります。
ここで言うイメージとは、非言語的・非視覚的な感覚です。
リアルなものなんだけど、もやっとしたもの…そんな感じです。

一般に、想いを込めた写真は人に何らかの影響を与えますが、
多くの場合その影響は、無力感で絶望するほど小さなものです。
(だからこそ、多くの人が強いインパクトを求めて修行する…)

しかし、その小さな力が大きな結果をもたらすことが、稀にある…。

ただし、余計なお節介と有効なアシストは隣り合わせ。
大袈裟だと言われそうだけど、一枚の写真が、
幸せの芽を育むかもしれないし摘み取るかもしれないのです。

特に今回、そういう雰囲気を強く感じていました。

「小さな力をこの一点にぶつければ、あとは自発的に展開していく。
 …が、的は小さい。外せば逆効果…失敗は許されない。」

もちろん、現場では言葉になっていませんでしたが、
どうやらそんな感覚がプレッシャーの根源だったようです。

その状況で撮った写真が(文字通り)的を得ていたならば
マユラさんが気に入って使ってくださるはずなので
後日 Web にも出てくるのではないかと予想されます。

・・・ボツだった場合は、この話すべて忘れてください ^^;

ちなみにその写真は、名助手 aya さんが作り出す雰囲気や
マユラさん自身のご配慮・意識があってこそ導き出されたもので、
希霜はただ準備して、構えて、撮ったに過ぎません。

環境(自分以外の存在)はすべて偶然…思い通りにならないもの。
必然なのは、自分の想いだけ。それが希霜流の思想です。

光を記録するという写真の性質上、空想だけでは撮れません。

環境の状態(=偶然)と自分の想い(=必然)が重なった瞬間に
シャッターを切る以外、理想の構図を実現する手段はないのです。

なので、最も重要なのは、
限られた時間・空間のなかで、その瞬間を“見逃さない”こと。

写真の見映えだけで言えば本当に上手い人には到底及ばないけど、
希霜には、どん底まで行って来たからこそ備えうる必然がある…。
(第1章のまとめの話ですね)

幸せになるためには、そんなに複雑なことをしなくてもいい。
その鍵を握る意識の中心にピントを合わせた1枚の写真によって
幸せの流れに乗ってもらえたら、最高に嬉しいです…ね♪

自分の作品づくりのときは、不特定多数の人に見ていただくので
普遍的なメッセージを現実から抽出することを重視しています。

逆に、依頼撮影では他人事のようなメッセージであってはならない。
目の前の人に、いかに具体性・現実性のある想いを伝えるか…という
作品づくりの過程で紡ぎ出した希霜哲学を還元する作業になります。

制作のための撮影・依頼撮影の両方を実践することで
現実から抽出した概念が、再び現実に溶けていく…つまり、
Recycle の輪が完成されるのではないかと思っています。

…ということで、
今後ともみなさまの厳しい要求にお応えしていきますので
ご依頼を楽しみにお待ちしております (^_^)/
 
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別館 『今月の“お希に入り”』
HP 『光と色の協奏曲』
 
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by lightful | 2011-10-20 20:56 | 写真のはなし

日常をライトフルに綴る写真雑記 HP http://lightfulproject.jp/


by 希霜
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