小事典 『忘れたい過去』
それは、意図的に置き去ろうとしたかもしれない。(Photoshop で、シアン寄りに。)
仕方なく/勢い余って/裏切られ/不覚にも/不運にも…
いろんな理由で“忘れたい過去”が日々積算されていく。
それらはどれも、気持ちの問題として解決できない。
たとえ物理的な記録を改ざんしても心に残り続ける。
どんなに消したくても、消えるということはない。
意図的に捨て去ることなんてできない。
捨て去って消えたと思った記憶や感情は
小さな出来事に誘発されて再び姿を現し、心の中に
二度と経験したくないという大きな抵抗が生じる。
引力として働けば、もう一度過去を消しに行きたくなるし
斥力として働けば、猛スピードで未来へ逃げたくなる。
消すことも逃げることもできないのに…。
残念ながら生きている限り絶対的な忘却はありえない。
過去には、許しがたい他人も、許しがたい自分も存在する。
…しかし、それが人間である証だともいえる。
トゲのように心に刺さっている過去は、
“それと反対のことをすれば幸せが増える”という、
経験に基づいた明確な“自分オリジナルの基準”でもある。
それを無視するのでもなく、それに反発するのでもなく、
ただ単純に、ひとつの基準がそこにあるのだと認識する。
世に幸せを広める想いがあれば、その基準が必ず役に立つ。
「人は、思い出を食べて生きる動物だよ」
今更ながらに、つくづく深い言葉だと思う。
***
今回の記事から「希霜流小事典」のカテゴリを設けました。
表現の枠をはみ出した内容だけど表現にも関係する…という
微妙な位置づけのトピックを、こちらで扱います。
新カテゴリ追加記念(?)に、もう1枚。
しつこいですが、もう1枚 ^^;
こちらのシリーズもよろしくお願いします。
――――――――――――――――――
別館 『今日も、ちょっと幸せ。』
HP 『光と色の協奏曲』
仕方なく/勢い余って/裏切られ/不覚にも/不運にも…
いろんな理由で“忘れたい過去”が日々積算されていく。
それらはどれも、気持ちの問題として解決できない。
たとえ物理的な記録を改ざんしても心に残り続ける。
どんなに消したくても、消えるということはない。
意図的に捨て去ることなんてできない。
捨て去って消えたと思った記憶や感情は
小さな出来事に誘発されて再び姿を現し、心の中に
二度と経験したくないという大きな抵抗が生じる。
引力として働けば、もう一度過去を消しに行きたくなるし
斥力として働けば、猛スピードで未来へ逃げたくなる。
消すことも逃げることもできないのに…。
残念ながら生きている限り絶対的な忘却はありえない。
過去には、許しがたい他人も、許しがたい自分も存在する。
…しかし、それが人間である証だともいえる。
トゲのように心に刺さっている過去は、
“それと反対のことをすれば幸せが増える”という、
経験に基づいた明確な“自分オリジナルの基準”でもある。
それを無視するのでもなく、それに反発するのでもなく、
ただ単純に、ひとつの基準がそこにあるのだと認識する。
世に幸せを広める想いがあれば、その基準が必ず役に立つ。
「人は、思い出を食べて生きる動物だよ」
今更ながらに、つくづく深い言葉だと思う。
***
今回の記事から「希霜流小事典」のカテゴリを設けました。
表現の枠をはみ出した内容だけど表現にも関係する…という
微妙な位置づけのトピックを、こちらで扱います。
新カテゴリ追加記念(?)に、もう1枚。
しつこいですが、もう1枚 ^^;
こちらのシリーズもよろしくお願いします。
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別館 『今日も、ちょっと幸せ。』
HP 『光と色の協奏曲』
by lightful
| 2011-08-20 05:23
| 希霜流小事典