“希霜”天外?

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α55のピクチャーエフェクトを試す

オリンパスとは一味違うポップカラー。
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バージョンアップは忘れた頃にやってくる・・・
・・・かどうかは知りませんが^^; α55のファームウェアがアップグレードされました♪

1. 「ピクチャーエフェクト」機能の追加
2. D-RANGEボタンによく使う別の機能を割り当てることができる機能を追加
3. ファインダー上ですべての撮影情報を表示させないモードを追加
4. メニュー選択の操作性向上
5. 対応する外部フラッシュを使用して、ワイヤレス発光でハイスピードシンクロ撮影できる機能に対応
6. クリップオンLCDモニター『CLM-V55』などの外付けモニターを接続して使用した際の水準器対応
(詳細はこちら。)

本題的には、3、4、5 あたりが嬉しいのですが、それ以外も侮れません。
そうです、ついに α でもトイフォト調やらポップカラーやらで遊べるようになったのであります。

どれどれ、早速試してみるかな?・・・と、撮ってみたのが上掲のショット。
撮った写真に関しては評論される側にいる希霜ですが、
撮るための機材についてはいつも好き勝手言わせていただいています(笑)
今回は、おそらく多くの人が注目していると思われるピクチャーエフェクトのレビューです!

(1)まず、予備知識。

何か新しいことを試してみたい…と思うのはいつの時代の人も同じで、
フィルムを使っていた頃にも、特殊な色彩効果や質感を表現する方法がいろいろとありました。
なんと1920年代で既に、マン・レイがソラリゼーション技術を確立して作品を発表していますが、
その後も現像やプリントの仕方を工夫したり、レンズにフィルターをかけたり、
あるいはカメラやフィルムなどの道具を使い分けたり・・・
試行錯誤や偶然によって様々な手法が編み出されていきました。
( リアルタイムに経験していないので、ほとんど伝聞ですが ^^; )

今ではそのような技法の多くを Photoshop などで擬似的に再現することができますが、
ピクチャーエフェクト機能というのは、カメラのデジタル処理によって
撮ったその場でそういった表現を完結させてしまうものです。
しかも、ライブビュー画像を見ながら撮る前から効果を確認できてしまう…すごい技術ですね ^^;

この流れの元祖はオリンパスで PEN シリーズにも同様の機能がついていますが、
その後キヤノンの一眼にも搭載され、だんだんと標準装備的な機能になりつつあるようです。
で、SONY も新機種の NEX-C3 からパクって追加してきたのですが、
ありがたいことに、発売されてから1年近く経つ α55 にもファームアップで対応。
(本家 α にも入れてくれるとは思ってなかったので、嬉しい誤算でした。)

(2)意外に使えるじゃん♪

最初、SONY のサイトを見ていて思いました。
 >“個性的なアート作品が撮れる「ピクチャーエフェクト」機能” という謳い文句はどうなんだ?
 >初期の頃ならともかく各社標準装備化された今となっては、もはや個性的でも何でもないのに。
 >むしろ機能に気を取られて、本当の個性追求という目的を見失う…なんてケースもあるんじゃないの?
などと。
えぇ、どうせオモチャでしょ?という目で見ていました。

が、いざ試してみると…いやいや、まさかの表現力。
ただのオリンパスの後追いではないな…という手応え。
特にポップカラーが希霜向き、かもしれない。
PEN の同等機能、ポップアートは遊び用途として割り切って使うしかなかったのですが、
撮像素子の特性の違いから来るのか、α55 はライトフルワールドにも取り入れられそうな描画です。

もともと α55 のハイライト付近の色に関して微妙に気に入らないところがあり、
作品向けには使いづらかったのですが、これを機会にもう少し持ち出してみようと思います。

(3)だけど、詰めが甘い・・・

アフターサービスにケチをつけるのもどうかと若干気が引けるのですが・・・
まあ、言うべきところは言っておきます。

1.できれば M モードで、それが無理ならせめて絞り優先で撮らせてほしい…(T_T)
  → SCENE モード扱いのため、絞りの設定がカメラ任せになってしまいます。
2.露出補正の幅が足りない!
  → 1に関係するんですが。M モードで撮れれば問題ないのにね。
    上掲の写真は、レンズの前に手をかざして一旦露出ロック、その後にフレーミングしてます。
3.感度もカメラ任せ ><
  → 三脚に載せて撮っているのに ISO1600 って悲しすぎます…
    まあ、それでもそこそこきれいに写っているわけですが・・・。

あとは、つまらないコダワリなどの雑意見。

4.RAWで記録できない
  → RAW は素のままの画像、JPEG はピクチャーエフェクト効果ありで記録できてもいいのでは?
5.ダイヤル位置が、A モードから180度離れてる
  → A モードから SCENE モードまで 5 クリックは遠すぎでしょ ^^;
   しかも、モードダイヤルの感触がよろしくない。微妙なストレスです。
   4の通り、RAWで記録できれば A モードと SCENE モードを行ったり来たりしないくていいんだけど
6.パートカラー面白いけど、なんで並びが R・G・B・Y の順なの?
  → 色相順に R・Y・G・B の方がしっくり来ると思うんだけど…希霜の感覚がおかしい?

(4)カメラに使われてはいけない

ピクチャーエフェクトはとても面白いと思います。
が、(2)でも少し書きかけましたが、表現者として気をつけなければならないのは
ほとんどのケースにおいて新機能は表現の本質ではないということ。
自分の表現をいろんな角度から見るという意味で使うなら価値があるけど、
たくさんの道具を使いこなすことを目的にしていたら結局は器用になるだけ。
後者の場合は本質の周りでぐるぐると動き回っているに過ぎません。
今後も新しい技術が次々と出てくることが予想されますが、
どういう目的と意識でそれらを使うかが重要になってくるでしょうね。

まあ、普段はそんなカタいこと言わずに遊びとして楽しんでどんどん使えばいいと思うし、
その結果として希霜みたいに運良く自分の表現と相性のいいものに出会えたらラッキーですからね^^

…ともあれ、まずは 「SONY さんありがとう」 と言っておきませう♪
 
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別館 『今日も、ちょっと幸せ。』
HP 『光と色の協奏曲』
 
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by lightful | 2011-06-24 01:27 | 物欲散財警報

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